蓄電池と太陽光発電で災害時の長期的な停電にも備える二世帯住宅 M様邸

家庭用蓄電池が注目を浴びるきっかけとなったのは、2011年に発生した東日本大震災によって広範囲にもたらされた停電が影響しています。

太陽光発電は、日中の間太陽の光を利用して発電ができます。この発電した電気を家庭で消費する電力にあてることで電気代を削減することができます。しかし、天候によって発電量が左右され、夜間は太陽の光を得られないため発電ができません。

一方、蓄電池は電気を貯められますが、外部から電力を供給しないと充電できません。蓄電池だけでは停電した時、貯めていた電気を使えますが、残量を使い切ってしまうと外部から電力が供給できないため電気が使えなくなってしまいます。

これら2つの設備を併用することで、日中に発電している間は自分達で消費し、余った電力を蓄電池へ充電し、夜間や雨天の際は蓄電池から放電を行うことができます。太陽光発電で電力を供給しながら蓄電池で電気を貯めることができるのでお互いに補完して長期的な停電にも対応することができます。

トイレや玄関に手すり、埋め込み式のベンチなどを付け、玄関の外にはスロープを設置してあるのでバリアフリーにも対応しており、和室も絞りの床柱を使い趣のある仕上がりとなっています。